白色申告での確定申告

事業者の確定申告の方法には、白色申告と呼ばれるものと青色申告と呼ばれるものの2種類用意されています。どちらも事業者の所得を申告するものなのですが、なぜわざわざ2種類の申告用紙が用意されているのでしょうか。

 

簡単に話すと、白色申告は事業者となってまだ間もない人やネットショップなど副業的に事業を行っている人の簡易的な申告になっており、対して青色申告は売上や経費など歳入と歳出を細かく記帳した帳簿をもとに所得分と控除を明確に積み上げていく方式で、複式簿記の知識が必要となってきます。

 

このため、独立して間もない事業者では簿記や経理事務に不慣れであるために一つ一つの事項を積み上げていたのでは、とても期限内に提出することはできません。また、副業的にネットショップやフリーマーケットで得ている利益自体がわずかなものになりますので、青色申告で正確に所得を求める必要のない事業者もあります。

 

白色申告では、複式簿記による貸借対象による歳入歳出管理の必要がなく、売り上げや経費などの帳簿の記帳も必要ありません。白色申告で必要となるものは、売り上げや支出となったレシートや領収書の原本が揃えてあればよく、このレシートや領収書をもとに売上の所得を見込みで申告することができますので、複雑な簿記や経理の知識がなくても確定申告することが出来るのです。

 

ただ、白色申告では控除を正確に出すことができないのと青色申告による特別控除の特典を得られなくなってしまいます。