白色申告のメリット・デメリット

サラリーマン生活が終わり、年金生活では不安を抱く人も多くお店など開業したり、会社の倒産やリストラ、人間関係による自己都合退職により独立開業をする人は少なくありません。特に料理の腕が自慢の人であれば、何時かは自分の飲食店を持ちたいと考えるのも無理はありません。

 

サラリーマンであれば会社の規則があり拘束されることになったり、毎日ラッシュの電車で通勤を強いられるなど楽ではないのですが、独立開業するうえでも色々なハードルを乗り越えなくてはなりません。独立開業して自分の店を持つ以上は、儲けを出さなくては意味がありません。そこで、儲けが出ることになれば税務署に税金を納めなくてはなりませんし、それ以前に成人であれば納税の義務がありますので、儲けがあるないにかかわらず税金を納めないと大変なことになってしまいます。

 

サラリーマンであれば会社の経理担当や総務担当の人が給与から納税に必要な税金を差し引いて代わりに納税してくれていますので、自分で納税する必要はありません。しかし、独立して自分の店を持った以上は、自分が社長であり経理担当でもありますので幾ら税金を納めればよいのか計算しなくてはなりません。そこで、必要となってくるのが確定申告と確定申告に必要な書類を自分で作成する必要があるのです。運転資金の借入がある場合はかなり複雑になりますので、税理士に一任ですね。

 

面倒な計算は税理士に依頼する方法もありますが、結構な費用がかかるのと売上や経費など必要最低限の書類や台帳は自分で作成しておかなくてはいけません。このため、経理や簿記の知識が必要となってきますので、独立を目指したい人は、このことを頭に置いておかないと、せっかく自分の店を持てたとしてもうまく運営していけなくなってしまいます。税金を管轄する国税庁では、こうした初めて独立開業をした人のために、簡単に納税申告を行えるよう白色申告の手続きを用意しています。通常、納税申告は青色申告で行うのが一般的で、この場合、複式簿記や経理に関する知識が必要なうえに、提出書類も多くありますので慣れない人にはかなりハードルが高いものになります。

白色申告でのメリット・デメリット記事一覧

個人事業者でお店を構えて営んでいる人は、当然納税の義務が発生するのですが、書籍などの印税で収入を得ている人や、株の配当で収入を得ている人、副業や内職で収入を得ている人も所得税の申告の義務があります。本来、正式に事業を行っているのなら経営の状態を計る必要があり、このためには歳入・歳出を管理する複式簿記により損益を計算する必要があります。また、日々のお金や物の出入りを管理するための出納帳や売掛け・買い...

白色申告による所得税などの確定申告は、歳入歳出を管理する複式簿記や元帳の記帳の必要がないため、比較的簡単に申告手続きが行えるのですが、白色申告のメリットはこれで毛なのでしょうか。副業を行う人のほとんどは、サラリーマンの人ではないでしょうか。このため、売上がどれだけなかや損益などあまり気にする人は少なく、自分の小遣いを稼ぐ程度で副業している人が多いかと思います。実際に副業で行っているものとして多いの...

白色申告では、書類を簡素化出来るだけでなく、日々の売り上げ管理や損益管理、記帳など経営にかかることを省くことが出来ますので、簡単に確定申告出来るようになっています。しかし、サラリーマンの副業による小遣い稼ぎ程度であれば損益もあまり関係なく、本人の趣味的な範囲ともとれますので、厳格な経営管理は必要ありませんが、正式に小売店や飲食店など個人事業者として生計を営んでいる人には、白色申告による申告はあまり...

白色申告では記帳の必要がありませんので、売上明細や領収書は捨ててしまっても大丈夫なのでしょうか。青色申告では、記帳の帳簿類は、7年間保存することが義務付けられています。しかし、白色申告においては、記帳の帳簿類の保存することは義務付けられていません。ただし、所得額が300万円を超える場合は記帳することが指定されていますので、領収書や売上明細書などの保管しなくしてはいけません。特に重要になる収入や経費...

白色申告による確定申告は、帳簿の記帳が必要ないので手間もかからず、比較的簡単に申告手続きができますので、素人や事業を始めて間もない人にはありがたい制度と言えます。しかし、全ての事業者に向いているかと言うとそうではありません。白色申告には厳格な控除が難しくなりますので、売上が大きい事業者では所得税額が相当に大きくなってしまいますので、税控除を行って節税しなくては払う必要のない税金を払うことになってし...