事業資金の銀行融資で保証付き融資やプロパー融資は1週間から1ヶ月が目安となりますが、
銀行の事業ローンはそれより早く融資実行が可能です。
とはいえ即日融資はなかなか難しいところ。
どうしても確実に即日融資で借りたい場合はノンバンクの事業ローンの融資が早いです。
今すぐにでも借りたい方は当ページ内の下記↓【特集】で選んでください。 Contents 即日融資で運転資金が借りれるのはノンバンクの事業ローン(銀行は融資実行に時間がかかる)。 借りるなら安全なノンバンクのこの3社をまず検討してみてください。 銀行は融資実行に時間がかか ...
急ぎの運転資金借入に即日融資ビジネスローン<すぐに今日中>3社を厳選!
即日融資!急ぎの法人融資借入なら今日中に事業ローン
(銀行融資と比較でノンバンク厳選3社)
また、確実とは言えないながらも銀行で事業資金の即日融資を可能にする方法も、条件のハードルが高いですがあることはありますので、それを含めて銀行で融資実行が早いケースを以下2項目に分けて説明していきます。
- その銀行と融資取引中の人が、その銀行で最も早く借りられる融資は?
- その銀行と融資取引のない人が、その銀行で最も早く借りられる融資は?
銀行と融資取引中の人が その銀行で最も早く借りられる融資は?
極度枠があることが第一
極度枠とは?
当座貸越に代表される融資の形態で、あらかじめ融資の限度額=極度を決めておきその極度の範囲内(極度額の枠)ならいつでも反復利用ができます。
銀行ではこの極度額の枠のことを行内的には略してワクと呼ぶことが多く、例えば「当貸枠1億円」などと表現します。
極度枠を持っていて、あらかじめ契約してあれば、パソコンなどで来店せず即日借入可能です。実はこれが銀行の中で最短最速の融資です。
極度枠の中身・当座貸越の説明は後述することにして、まずその他で実行が早い融資を説明していきます。
そのほうが、極度枠のメリットがより分かりやすくなるからです。
極度枠以外で比較的早い銀行融資は?
手形割引
約束手形や為替手形など、取引で受け取った受取手形を、その手形の支払期日が来る前に銀行に買い取ってもらう融資。
期日までの日数に応じた手数料を割り引いて手形を銀行が買い取るものですが、銀行側では期日まで預かった手形を担保にした融資ととらえています。
一般的な融資に比べれば早く借りられますが、それでも手形の支払人調査に時間がかかる場合があり、融資までの時間は即日~1週間程度です。
預金担保
定期預金(会社名義、社長や事業主本人、家族名義も)を担保にした融資です。
銀行側から見ると、稟議や書類など銀行側にとっての手間は一般的な融資と変わならいのに対して、金利は定期預金の金利+0.5%程度と低いため、あまり取り上げたいとは思わない融資です。
稟議書を書いたり書類を貰ったりの手間は普通の銀行融資と同じ、その上預金を担保として預かるには預かる場所が必要で保管の経費も必要。
また、不動産担保での抵当権設定と同様の手続き、質権を設定するために公証人役場に銀行員が出向いて確定日付を取得するなど手間と労力が必要になります。
それなのに金利は安いので、預金担保だけでは銀行員の人件費だけでも完全に赤字になってしまうことから、銀行側は避けたい心理が働きます。
顧客にしても、手間を掛けてしかも銀行に嫌がられて預金担保の借入をするくらいなら、いっそのこと定期を解約して使った方が楽です。
以上より、預金担保は実際は現在ほとんど取り扱いが行われていません。
コミットメントライン
銀行融資枠とも呼びます。複数の銀行が協調し(これをシンジケートといいます)融資枠をつくるものです。
まずもって、コミットメントラインが可能になる顧客になること自体に時間がかかりますし、なれるのは一握りの成功者だけです。現実味はかなり薄いといえるでしょう。
得意先には個別で至急対応するが
ここで3つ見てきたようにあれもダメこれもダメとなると身も蓋もないのですが、
そうはいっても本当に早い対応は銀行にはできないのでしょうか?
例えば、業績は悪くなくプロパーで融資を受けているような会社で、
ある程度、銀行の担当者と人間関係も構築できているような社長から「ちょっと緊急で資金を融資して欲しい」というような事になった際、急ぎで融資を出すといった対応はないのでしょうか?
このような得意先は、銀行にとってもいろいろと儲けさせてもらっている大事な顧客です。
これからもこういうWin-Winの関係を続けていきたいので、銀行は個別で至急対応します。
それでも稟議から融資金入金までには、やはり数日の時間は必要となってしまうのです。
だから先述した極度枠を作りましょうということになるのです。
極度枠 当座貸越の具体例と理解
当座貸越でみる極度枠
当座貸越とは、当座預金の残高以上に手形や小切手を決済できる融資です。
残高以上の決済可能とはいえ貸越限度額の設定はあらかじめ必要で、その範囲内で手形などの決済をする仕組みで融資をおこないます。
具体例:貸越限度額1,000万円のケース
当座預金残高100万円で1,000万円の小切手を決済した(貸越限度額1,000万円のため可能)ら、
残高はマイナス900万円→その後900万円入金したので→残高は0円に戻った。
上記でマイナス900万円だった日数分が借入していた期間ということになる訳です。
イメージとしては、総合口座貸付と似ていますね。
総合口座貸付けは、総合口座にある定期預金残高の90%をワクとして借りることができます。
貸越中は預金の残高欄はマイナスで表示されます。
上記具体例で示した貸越限度額を「極度枠」と銀行では呼んできました。
資金繰りを精緻にしなければならない煩雑さや、当座預金がマイナス表示されることが敬遠されたなどの理由もあって、上記した本来の当座貸越はほとんど姿を消し、ワク(極度枠)という言葉だけが残りました。
現在は当座貸越専用口座を作って融資する当座貸越が主流です。
(貸越専用なので、0から始まり残高はマイナスのみ、当然残高がプラス表示になることはない)
ですから現在一般的にワク(極度枠)といえば、この貸越専用口座の極度額を意味します。
銀行から見た極度枠=銀行から見れば全額借入中
今実際には極度枠を使用していない、つまり借金をしていない状況でも、銀行から見れば全額融資中(借金あり)となります。
当座貸越はいつでも反復利用できます。パソコンで即日利用できるということは銀行から見れば気づかないうちに借り入れされていることもあるということです。
ですから極度枠が500万円なら、銀行は融資残高を常に500万円フルに使用中(500万円の借金)ととらえます。
実際に500万円全額使っている場合だけでなく100万円だけ使っても、あるいは未使用だとしても、銀行からみれば全額500万円融資中という取扱になるのが注意点です。
極度枠=融資取引実績となる強み
極度枠を使っていなくても銀行は融資取引中と考えるということは、実は銀行との継続的な取引に有利です。
なぜなら、本当に設備などでまとまった資金が必要になった時などにスピーディーに対応してくれるからです。
銀行はあなたに対し極度枠の金額を融資していると考えているので、上述の例で言えば、500万円融資して、現状、倒産など事故は無い取引先として実績を積んでいることになります。
実績を積み重ねている融資取引中の顧客から設備の資金相談があれば、当然、迅速親切に銀行側からのレスポンスが得られますし、また極度枠を持ち続けているあなたになら基本的には融資を断わることはないでしょう。
500万円の極度枠を作ったけれど必要が無いので全く使っていなかった場合、当然利息はかかりません。それでも融資実績となるのは大きなメリットです。
極度枠を持ち続ける努力を!
当座貸越などの枠は通常1~2年で更新します。更新といっても預金のような自動更新では無く、銀行で継続するか否か審査しているのです。
そのためには業況の把握が必要で、つまり決算書が必要になります。
今は極度枠を使っていない=借金していない状況でも決算書は出しましょう。
「今借りてないから決算書を渡すのはイヤ」などと決算書提出を拒んでは極度枠消滅につながりますから元も子もありません。
極度枠を継続するにも審査が必要なのです。
ところで、極度枠が保証協会保証付きなら保証料が必要になります。
しかしこれも、いつでも借りられる安心への経費と考えてください。設備などで本当にお金が必要になったときのためだと考えれば決して無駄ではありません。
チャンスがあれば極度枠は持ちましょう。そして継続して持ち続けることが大事です。
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即日融資!急ぎの法人融資借入なら今日中に事業ローン
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融資取引のない人が銀行で最も早く借りられる融資は?
取引ない銀行なら無担保小口のパッケージ商品
融資取引のない銀行で最も早く借りられる事業融資商品は事業者向け小口融資です。
銀行によっては「事業ローン」「ビジネスローン」と名付けている融資商品で、無担保・小口のパッケージ商品になります。
内容はノンバンク系の事業ローン・ビジネスローンとほぼ同じです。
事業者向け小口融資(銀行の事業ローン)の内容例
- 利用者:法人、個人事業主などの事業者
- 金額:3~5百万円以内が主流 最高では1億円程度まで
- 融資形態:証書貸付、またはカードローン
- 融資期間:証書なら分割返済10年まで カードローンは1~2年の更新
- 担保:無担保 金額に応じて担保が必要な場合もあり
- 審査:一般的な銀行融資より、スピーディー(詳細後述)
- 金利:一般的な銀行融資より、高い(詳細後述)
基本的に上記のような銀行の事業ローンの商品内容はノンバンクの事業ローンとほぼ同じです。
※後ほどノンバンク系の事業ローンとの細かい比較を見ていきます。
もっといえばノンバンクに追随した融資商品であり、ここに銀行の思惑・戦略があります。
銀行の思惑 ノンバンクの顧客を取り込みたい
金融機関同士、あるいはノンバンクとの競争が激しくなり、融資残高を伸ばすために銀行は顧客の裾野を広げました。
今まで相手にしてこなかった小口の事業者(零細企業や自営業)がターゲットになってきたのです。
これはノンバンクとの客の奪い合いを意味します。
必然的にノンバンクと似た融資商品を銀行が開発し、それが事業者向け小口融資・銀行の事業ローンというわけです。
小口の融資は銀行にとって大きな収益源とはならないため、あまり手間と資金は掛けなれない。
なので省力化して利幅を取ることを目指す。
これが銀行の戦略です。そのために待ちの営業姿勢で省力化しています。
銀行の戦略 手間をかけずに待ちの営業で省力化
一般に銀行融資の新規開拓は、情報を駆使してリストアップした見込み先を銀行員が訪問を重ねてやっと取引にこぎつけるといった流れです。
こうしたいわば足で稼ぐやり方が優良な取引先を獲得するための銀行員としての基本中の基本です。
省力化、機械化が進む銀行で、ここは今も変わりありません。
一般的な新規開拓は攻めの営業です。
これに対し事業者向け小口融資は待ちの営業であり、待ちの営業により銀行は省力化を図っています。
待ちの営業の表現どおり、事業者向け小口融資では積極的な営業活動をしません。
宣伝はHPに掲載したり、チラシを店頭に置いたりする程度です。
そして人的な営業をかけない代わりに、DMを発送したり電話セールスをしたりと質より量を重視しPRしています。
商品名は「ビジネス」「クイック」などのフレーズを用い、手軽さや早さをアピールしています。また商品名の結びは「ローン」が多く、これなども手軽さ、敷居の低さを強調したい銀行の意図が感じられます。
前後の語句をつなぎ合わせると「ビジネスローン」「クイックローン」といったものになる訳です。
銀行の事業ローンとノンバンクの事業ローンで比較
比較① 商品内容 スペック
- 利用者:同じ
- 金額:同じ 銀行対ノンバンクで比較というよりも、銀行・会社によって差・バラツキあり
- 審査:銀行=遅い(詳細後述②)ノンバンク=早い
- 金利:銀行=一般融資より高い(詳細後述③)ノンバンク=更に高い
比較② 審査について
まず審査のスピードですが、これは銀行はノンバンクに到底太刀打ちできません。
ノンバンクはスピーディーさが売りです。「最短で即日融資可能!」などHPでアピールしています。
銀行の事業者向け小口融資・ビジネスローンも、もちろんスピーディーが売りではあります。しかし申込みから稟議→書類受付→融資の入金までにどんなに急いだとしても1週間は必要です。
銀行でいうスピーディーとはあくまで「プロパーや保証付きといった一般的な銀行融資に比べたら」という前提なのです。
審査の厳しさは、ノンバンクよりは厳しく銀行の一般的な融資に比べればゆるいといったレベルです。
また審査方法はマニュアル化コンピュータ化され、ここでも徹底的な省力化が進んでいます。金額にもよりますが、例えば融資額3百万円以下なら決算資料不要という銀行もあります。
比較③ 金利について
銀行:5%~14.9% に対して
ノンバンク:3%~18%といった水準
金利についても、審査基準と同じくノンバンクよりは低金利で銀行の一般的な融資よりは高いといった水準です。
スピーディーで審査もゆるい。これは銀行から見ればリスクが高いわけで、その見返りとして、金利は一般的な融資より高くなるのです。
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【法人】代表者の連帯保証が必要 |
「銀行とノンバンクとの比較3ポイント」で見てきた銀行とノンバンクの比較では、銀行の事業ローンの優位性がそれほどあるわけではありません。
それでは銀行の事業者向け小口融資・事業ローンを借りるメリットはあるのでしょうか?
銀行の事業ローンの利用メリットは入り口
プロパー融資に比べて保証協会の保証付き融資は多少ハードルが低いものの、基本的にはこれらの一般的な銀行融資の入り口は狭き門です。
いっぽう上述のように事業者向け小口融資・銀行の事業ローンは、一般的な銀行融資に比べると入り口がかなり広く入りやすくなっています。
ここが大きなメリットになる訳です。
その先の保証協会保証付き融資や銀行プロパー融資を視野に入れているのなら、金利など多少条件が満足できなくても、入りやすい入り口から入ってしまいましょう。
そして借りたものをきちんと返済していくことが銀行にとっての大きなアピールとなり、次の融資につながっていくのです。
あなたを新規融資の見込み先として、銀行員がいつ来るのかはわかりません。
というより、来るかどうかもわかりません。
それなら、まずは自分から銀行の入り口に入ってみてはいかがでしょうか?
もう一度読みたいところがある方は目次からどうぞ