十八銀行の運転資金繰り対応の法人融資で事業資金調達
「チャレンジローン」
十八銀行の法人融資メインプランは「チャレンジローン」です。このプランを利用できるのは長崎県で開業する予定がある、もしくは開業してから3年未満であること、なおかつ法人の場合は代表者が長崎県に住所・法人の所在地を置いていること、個人の場合は長崎県に住所を置いていることです。ただし、開業する業種についてですが、不動産賃貸、再生可能エネルギー発電の場合は申し込み不可となります。
資金用途は開業のための運転資金・設備資金です。借りられる金額は1,000万円以内、借りられる期間は運転資金5年以内、設備資金10年以内です。金利は所定のものがかかります。担保は不要、保証人は個人事業主であれば不要で、法人は代表者が必要です。
「農業サポートローン」
他には「農業サポートローン」があげられます。このプランを利用できるのは農業経営の法人・個人事業主です(農業組合員もしくは基金協会会員であること)。また細かい条件として農業による所得が総所得の半分以上、売上高が200万円以上(団体・法人の場合1,000万円以上)であること、農地取得や貸借などで参入確認できること、繰越欠損がないこと、直近3ヵ年の決算書を提出できることなどがあげられます。
貸付タイプは証書貸付で、資金用途は設備資金繰り・運転資金繰りです。借りられる金額は法人であれば5,000万円以内(運転資金3,000万円以内)、個人事業主であれば3,000万円以内(運転資金1,000万円以内)となります。
借りられる期間は設備資金15年以内、運転資金7年以内です。返済方式は毎月・年4回・年2回、年1回の元金均等返済が採用されています。保証は長崎県農業信用基金協会が行い、担保は原則不要です。保証人は法人に限り代表者1名が必要です。
その他の事業資金調達プラン
この銀行では他にもさまざまな事業資金調達プランを取り扱っています。たとえば「シンジケートローン」についてですが、複数の金融機関による融資集団をつくり、大口の融資を可能とします。この融資集団の幹事が十八銀?であり、各金融機関との交渉や事務手続きはすべて銀行が代わりに行ってくれます。
それから「プロジェクトファイナンス・PFI」というプランがあります。これは事業のプロジェクトを評価し、それに応じた融資を行うというものです。
さらに機械設備ニーズに対応する「リース」、長期・固定金利の資金調達ができる「私募債」といったプランもあります。「私募債」は銀行保証付私募債と信用保証協会保証付私募債の2つがあります。一定の水準を満たさなければ利用することができない資金調達方法なので、企業のイメージアップに役立ちます。