ソニー銀行の法人向けサービスは?
ソニー銀行はソニーフィナンシャルホールディングス傘下の銀行として2001年4月より事業を開始した新たな形態の銀行、いわゆるネット銀行です。
設立当時すでにネット銀行として収益を上げていたジャパンネット銀行やセブン銀行が、その収益の柱を決済手数料としていたのに対し、ソニー銀行は外貨預金、投資信託などの運用商品の取引手数料と住宅ローンなどの利益収入を収益の柱としています。
ソニー銀行は2002年にネット銀行として初めて住宅ローンの取り扱いを開始しました。市場金利に連動して貸出利率や金利タイプをいつでも変更することができ、保証会社を使わないために保証料が不要、またインターネットバンキングと郵送による書面のやり取りだけで完結する手軽さを売りにしていました。
2007年にはソニー生命保険と銀行代理業を締結し、ライフプランナーを媒介とした住宅ローンの提供を開始しました。
口座数はほかのネット銀行と比べて少ないものの、一人当たりの預金残高ではトップレベルであり、2008年にはネット銀行では異例の預金残高1兆円を記録、2015年3月には1兆8,782円に達しています。サービス品質も高く評価されており、日経金融機関ランキングでは2007年から2015年の9年連続で顧客満足度1位となっています。
取扱商品には円預金、外貨預金、FX、Visa付きキャッシュカード、投資信託・NISA、住宅ローン、カードローンなど多くのラインナップが取り揃えられていますが、基本的には個人の資産管理の道具となることを目指して設立された銀行のため、事業資金目的で利用できるビジネスローンはありません。