大分銀行が提供する事業資金調達法人融資で運転資金繰り
「大分銀行TKC戦略経営者ローン」
大分銀行の法人融資メインプランは「大分銀行TKC戦略経営者ローン」です。このプランを利用できるのは銀行の営業範囲内に本社を置き、TKC会員が関与している法人です。用途についてですが、運転資金繰りに使えます。
利用限度額と金利はレギュラーとワイドで異なります。レギュラーは利用限度額300万円~2,000万円で、10万円単位です。金利は2.585%~5.885%です。ワイドは利用限度額300万円~1,000万円で、10万円単位です。金利は2.785%~6.085%です。書面添付を行っている場合は0.125%の優遇があります(最高2.46%の優遇)。
融資タイプは証書貸付です。返済方式は期限一括返済と元金均等返済があります(利息は1ヶ月ごとに前払い)。借りられる期間は1ヶ月~36ヶ月で、単位は1ヶ月です。ただし、返済方式が期限一括返済の時は6ヶ月になります。保証は不要ですが、保証人は代表者が必要です。またワイドを利用する時、TKCが提供する「FX2シリーズ」や「継続MASシステム」を導入していると、項目1つごとに金利0.125%の優遇があります。
「シンジケートローン」
それから「シンジケートローン」で事業資金調達ができます。シンジケートローンというのは大分銀?が主幹事の複数の金融機関による組織のローンのことです。大規模な資金調達ができたり、社債の償還金を確保できたりといったメリットがあります。
またシンジケートローンの取引はすべて大分銀?(アレンジャー・エージェント)を通して行うので、契約や書類や条件について他のプランと比べて面倒なことはありません。
「ファイナンスリース」
さらに「ファイナンスリース」というプランがあります。これは大分リースが法人が希望する機械・設備を購入し、貸し出すというサービスです。
利用の流れについてですが、まず法人とメーカー・ディーラーが機械・設備の交渉を行います。次に法人が大分リースに申し込みをし、リース契約を結びます。そして大分リースがメーカー・ディーラーと売買契約を結びます。大分リースがメーカー・ディーラーに代金を支払った後、法人へ機械・設備が納入されます。
納入後、いよいよリースが開始されます。メーカー・ディーラーは保守・アフターサービスを法人に対して行います。大分リースは税務機関に固定資産税の申告・納付、保険会社に損害保険契約と保険料支払を行うので、法人の事務負担が少なくて済むというメリットがあります。
その上、単純にお金を借りる以外の方法で資金調達ができるので、幅広い資金調達ニーズを満たすのに大きく役立つ特徴があります。