筑邦銀行の事業資金調達用法人融資プランで運転資金繰り
「TKC提携ビジネスローン(2人3脚)」
筑邦銀行の法人融資メインプランは「TKC提携ビジネスローン(2人3脚)」です。利用条件は2年以上事業を営む法人・事業性個人であること、TKC会員税理士もしくはTKC会員税理士の契約先、直近1期分の決算書がTKC情報センターにあること、「巡回監査および月次決算の実施状況」が翌月か翌々月に履行されていること、債務超過がないこと、経常利益がマイナスでないこと、銀行の営業範囲内に事業所があること、所定の審査に通過できることです。
資金用途は運転資金繰り・設備資金繰りです。借りられる金額は100万円~3,000万円で、期間は6ヶ月~5年です。金利は変動制、短期プライムレート連動で所定のものがかかります(条件を満たせば引き下げあり)。返済方式は元金均等分割返済です。担保は状況次第で設定され、保証人は法人に限り代表者1名が必要です。
「TKC提携ビジネスカードローン(2人3脚)」
「TKC提携ビジネスローン(2人3脚)」のカードローンタイプが「TKC提携ビジネスカードローン(2人3脚)」です。事業資金調達を検討する時はあわせて候補に入れてみるといいでしょう。資金用途は運転資金で、借りられる金額は100万円~500万円(50万円単位の扱い)です。利用限度額は審査次第で決まります。借りられる期間は利用条件(「TKC提携ビジネスローン(2人3脚)」と同じもの)を満たしている限り、1年更新となります。
返済は毎月10日に口座の自動引き落としで支払います。貸越残高が100万円以下で返済額2万円、貸越残高が100万円~200万円で返済額4万円、貸越残高が200万円~300万円で返済額6万円、貸越残高が300万円~400万円で返済額8万円、貸越残高が400万円~500万円で返済額10万円です。またこれ以外にも随時返済が可能です。
「ABL」
TKC提携プラン以外にはたとえば「ABL」があります。このプランはローンの担保を不動産ではなく、商品の在庫や会社の設備などに求めるものです。提供した担保は使えなくなるわけではなく、商品は販売可能で、設備も通常の範囲で稼動させることができます。このプランを導入するには、在庫や売掛金に関わるデータを銀行に提出する必要があります。というのも、在庫や売掛金は時間とともに変動する性質があるため、銀行側からすれば常に動向をチェックしなければならないからです。
具体的に担保の対象となるのは動産であれば衣料品、食料品、工業製品等棚卸資産、原材料、機械・器具などがあり、債権であれば介護報酬債権、診療報酬債権、売掛債権、電気料金請求権、傭車料債権などがあります。