イオン銀行の法人向けサービスは?
イオン銀行は、イオングループの出資するネット銀行で、小売業主導で設立された銀行としてはセブン銀行に次ぐ銀行となっています。そのセブン銀行がATMによる個人口座の管理を主体としているのとは異なり、イオン銀行はイオングループのほぼすべての店舗にATMを設置する一方で、大型商業施設内に有人店舗を設けて一般の銀行と同様の対面サービスを提供しています。
有人店舗の窓口では、預金口座開設のほか投資信託や各種個人向けの融資を取り扱っています。ネット銀行ながら、一般的な銀行としての面も強く持っている銀行です。
2013年3月31日付で行われたイオンコミュニティ銀行の吸収合併に伴い、法人営業部を同行から継承しています。ここでは法人・個人事業主向けの口座の取り扱いや融資の相談を行っています。
イオン銀行では一般の法人の顧客をターゲットとした融資プランのほか、目的別ローンとして農業を営む顧客をターゲットとしたアグリローンを提供しています。
一般の法人向け融資は、イオン銀行または法人営業部で融資の相談を行い、適切なプランの提供を受けたのちに営業担当者との面談を行い、審査完了後契約を行うという流れになります。
アグリローンは農業経営に必要な運転資金や設備資金を融資するもので、古くなった農機具の買い替えや農業規模を拡大するための人手の確保、新しい作物の生産を始めるための種苗の購入や農舎やハウスの建築費用などの目的で利用することができます。
申し込み資格は認定農業者、直近1年間の農業売上高が総所得の過半数を占める方、農業歴3年以上のいずれかの要件を満たすことで、原則100~6,000万円の融資を受けることができます。