ノンバンクからの融資借入 資金調達 資金繰り
会社を運営していくうえで、資金繰りが苦しくなったとき、借りる先としてまず候補に上がるのが銀行ということになります。しかし、銀行から借りるには事前の準備が必要になったり手続きが煩雑さであるため、躊躇する人も多いようです。
また、実際に、必要な書類など時間をかけて揃えて融資を銀行へ申し込んでも、待たされた挙句に断られたという経験のある人もいるかもしれません。銀行による融資の審査はかなり慎重に行われるため、けっこう時間がかかります。それに、ちょっとしたことで融資を断られることも多いのです。
そのため、緊急で資金を調達しなければならない場合は銀行へは申し込まずに、融資までにあまり時間のかからないノンバンクの事業者向けの融資を利用するというケースが多いようです。
しかし、融資までにあまり時間がかからないノンバンクへ融資を申し込むといっても、申込者に対する各金融機関による審査は必ず行われるので、事前の準備はある程度は必要となります。
特に、事業者向けの商工ローンの申し込みでは、計画性が重視されるので、手続きをスムーズに進めるためにも、普段から付き合いのある税理士などと相談して、準備を万全にしておく必要があります。そうすれば、素早く資金調達をすることができるはずです。
最近では、少額の融資ならば、金融機関の担当者と顔を合わせずにインターネットなどを通じて、手軽に申し込むこともできるようになってきました。利用者のさまざまな要求に応じて、さまざまな金融サービスが提供されているので、どのようなサービスが自分のケースにマッチしたものであるかを知ることが大事になってくるのです。
そして、うまく借入ができたあとは、返済のことも考えていかなければなりません。ノンバンクから資金調達する場合は銀行などと比べて全体的に金利が高く設定されているので、短期間での返済を考えておく必要があります。
銀行の場合だと、長い時間をかけて返済していくことが多いのですが、ノンバンクの場合は、あまり時間をかけていると利息が膨らんでしまいます。
したがって、ノンバンクからの借入については、将来を考えての資金に投資するというよりも、いつまでの売上げを返済に回すといったような具体的な計画によって利用する、つなぎ資金として利用するほうが有効な利用法とされているのです。
【ノンバンクからの融資 借入 資金調達 資金繰り 30項目】
ノンバンクについての基礎知識
01-01 ノンバンクとは
01-02 ノンバンクからの融資の特徴
01-03 ノンバンクを利用するとき
01-04 ノンバンクと銀行の審査の違い
01-05 ノンバンクの歴史と変貌について
01-06 ノンバンクと改正貸金業法
ノンバンクの利用について
02-01 事業用資金としてノンバンクで融資を受けるメリット
02-02 ノンバンクと銀行が扱う金融サービスの変化
02-03 有利性のある大手のノンバンクの利用
02-04 ノンバンクを利用するときの注意点
02-05 ノンバンクでローンを組むときの金利について
02-06 ノンバンクの一般消費者向け融資
02-07 ノンバンクの融資対象としての事業者
ノンバンクからの融資を申し込む
03-01 ノンバンクからの融資の特徴
03-02 ノンバンクからの融資の条件
03-03 ノンバンクからの融資の申し込み方法
03-04 ノンバンクからの融資の受け方
ノンバンクからの借入の利息と返済
04-01 ノノンバンクからの借入と利息について
04-02 ノンバンクからの低金利での借入に注意
04-03 ノンバンクからの無利息での借入とは
04-04 ノンバンクからの借入についての利息の特徴
04-05 ノンバンクからの有担保での借入
・ノンバンクからの資金調達の手段
05-01 ノンバンクからの資金調達の対象
05-02 ノンバンクからの資金調達の限界
05-03 ノンバンクからの資金調達の利点
05-04 ノンバンクからのつなぎ資金の調達
ノンバンクを利用するさまざまなケース
06-01 ノンバンクからの資金繰りを考えるとき
06-02 ノンバンクからの目的別ローンの利用
06-03 ノンバンクでカードローンを利用する
06-04 ノンバンクの融資で気をつけるべき闇金の暗躍