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宮崎県の有力産業・商工業・農林水産業
宮崎県の産業については、県民所得に占める第一次産業の比率に特徴が現れています。その比率は国内で最も高い数値の約6%となっています。ちなみに、 全国平均は1%ほどです。では、農林水産業について見て行きましょう。県は日本有数の農業県であり、各種の統計値にもそれが現れています。農業産出額では全国6位であり、作物としては、温暖な気候を利用した稲作が盛んであり、特に超早場米の生産地として有名になっています。また、野菜や果実等の促成栽培のほか、葉たばこ・サツマイモなどといった商品性作物の生産が盛んになっています。気候を活かした特徴的な栽培方法が目立ちます。また、牧畜業も盛んで、乳牛・肉牛・豚・鶏のいずれにおいても、日本有数の生産高を誇っています。これまで畜産物についてはそれほど知名度が高くなかったものの、東国原英夫知事によって積極的な後方がなされ、全国規模のマスメディア露出によってその知名度を上げています。
地域についてみていくと、県中央部に広がる宮崎平野は、冬季の日照に恵まれており、温暖な気候を有しています。それを利用して、様々な野菜が栽培されています。また、品目についてさらに見ていくと、ダイコンの作付け面積は日本国内でも3位、なかでも秋冬物の生産量については、日本一となっています。特に切り干し大根の生産が有名です。大根の作付面積は1000ヘクタールを超えており、生産量は5500トンほど、生産額については20億円を超えており、日本一の数字を誇っています。また、キュウリも有名であり、大阪、東京、福岡県といった大都市へ向けて出荷されます。生産量は60000トンを超えており、生産額は200億円近く、これは群馬県に次いで日本国内では2位、特に冬春物では1位となっています。
作物別に見ていっても、その温暖な気候を存分に活かしていることがわかります。ピーマンはも同じく大都市へ向けての出荷が主であり、生産量は30000トン近く、生産額は10億円を超えており、茨城県に次いで日本国内では2位、こちらもまた、冬春物の生産量では1位を誇っています。その他、全国1位の生産量を誇るものとしては、スイートピー、ブロイラーがあります。2位のものは乾し椎茸の生産高をはじめ、数多く存在します。商工業について見ていくと、宮崎県は隣県の大分県と合わせて、医療機器産業の拠点として整備をする計画を発表していますこちらは通称「東九州メディカルバレー構想」となっています。農業を活かした、農産品加工業が盛んです。品目としては焼酎、木工家具、ワイン、乳製品などがあります。他にも、水力発電を活かした化学工業などが目立ちます。